催し物
蝦夷の魂 ~北岩手の地元企業×右腕・幹部候補人材のマッチングイベント
主催・高浜 大介による「イベントへの想い」

「蝦夷(えみし)」は、かつて中央政権から東北の民を卑下して呼んだ言葉です。しかし縄文時代、東北は日本の中心でした。古代には自然と共に生きる縄文人の末裔の国「日高見国(ひたかみこく)」が栄えたともいわれます。さらには、日高見国こそが日本の源流であり、天孫降臨によって正当性を裏付けられている大和政権に、その文化や「日本」という国号が受け継がれたとする、壮大な仮説も提唱されています。ここには“周縁”ではなく“源流”としての東北という視点があります。
やがて日本は大和政権から律令国家へと変遷し、都は奈良・京都へ。東北は辺境の地という扱いになりました。東北に住む人々は「まつろわぬ民」=服従しない民として敵視され、歴史上何度も何度も、討伐・制圧の対象となり、服従を強いられました。東北からすると悲しい歴史と言えます。
しかし今、都会も東北もそれぞれに行き詰まりがあります。都会にはお金も仕事も人も集まる一方で、生きている手触りを感じられるやりがいに溢れた仕事、生きる上で必須の衣食住の原資、生活を彩り癒してくれる自然がありません。対して東北地方には、地域資源を活かしながら誇りある経営を行う、豪族(かつてのアテルイ、九戸政実を彷彿させる!?)ともいえるような地場企業が存在しており、地域から世界にグローカルに展開しようという意欲ある事業者も生まれています。
そして何より、豊かな大自然を背景とした、充実した衣食住環境と四季折々の暮らしがあります。
東北には自然資源も志も夢もある。しかし、現代の複雑な経営を支える右腕・幹部候補人材は圧倒的に不足しています。地域の現場と、都会で培った専門性がつながれば、東北の事業も暮らしももっと豊かになるはずです。
私たちは、東北の魂を受け継ぐ企業・事業者と、都市部で経験を積んだ意欲ある人材を結びつけ、日本の地域資源を活かした事業をともに育てていきます。そのための出逢いの舞台こそ、この「蝦夷の魂」です。
ご参加を検討される方へ
事前オンライン説明会を実施いたします!
11月10日(月)20:00~21:00
どんな出展企業が参加し、どんな人材ニーズを持っているか、本イベントの背景など詳しくご説明をいたします。
ご参加を迷われている方はぜひ説明会へお申込みください。
株式会社アースカラー 代表 高浜大介
※説明会は終了しましたが、アーカイブ配信を希望される方はお申し込みください。
- タイトル
- 蝦夷の魂 ~北岩手の地元企業×右腕・幹部候補人材のマッチングイベント
- 日時
- 2025/11/23(日) 13:30~17:30(開場13:00)
- 会場
- 盛岡という星で BASE STATION (詳細はこちら)
- 所在地
- 岩手県盛岡市菜園1-8-15 パルクアベニュー・カワトクcube-Ⅱ B1
- 参加費
- 無料
- 定員
- 40名
- 申込期限
- 2025/11/20(木)まで(※面談を希望される方の申込期限は11/16(日)までとなります。)
登壇者紹介

木村 剛(きむらたけし)
岩手県盛岡市出身。ビールメーカーに勤務後、2001年にベアレン醸造所を起業。
2022年まで代表を務めた後、みちのく潮風トレイルと福島浜街道トレイルを全線歩く。
2023年に地域プロジェクトマネージャーとして野田村に赴任。
村の産業振興、特に特産の山葡萄ワインや道の駅運営に携る。

町田 恵太郎(まちだけいたろう)
東京都清瀬市出身。東日本大震災の復興支援員として2012年から野田村役場で一次産業のPRなどに従事。
2018年からは岩手県沿岸広域の観光事業に従事をし、各事業者と連携をして漁港を使ったシーカヤック体験などを開催。
現在は、野田村の地域おこし協力隊として村の第三セクターである株式会社のだむらでイベント企画や商品開発や特産品のPRに取り組む。

上野 早紀(うえのさき)
神奈川県横浜市出身。大学生のときに日本各地を放浪。東北を自転車で3週間かけて廻り、北東北の縄文文化や自伐型林業に興味を持つ。
大学卒業後は看護師として医療に従事。数年働いた後、自伐型林業をミッションとした地域おこし協力隊として活動するため九戸村へ移住。協力隊退任後に合同会社ライトリソースを設立。放置林の整備活動を主軸の事業としつつ、協力隊在任中に設立した KUNOHE 木工女子部として放置林の未利用材活用事業に取り組む。
進行表 Times Tables
| 13:30- | オープニング |
|---|---|
| 13:40- | 「北岩手エリアの未来ビジョンについて」主催者・高浜大介より |
| 13:55- | 対談:北岩手の暮らし方(生き方)としごとの魅力 【登壇者】 ・木村 剛氏 ・町田 恵太郎氏 ・上野 早紀氏 |
| 14:45- | 休憩 |
| 14:55- | 出展企業による人材募集ピッチ(各社) |
| 15:55- | 休憩 |
| 16:05- | マッチングタイム ※各社のブースを回り面談・交流、質疑応答など |
| 17:05- | クロージング ※現地視察インターンについて、今後の流れ |
| 17:30- | 終了 |
対象者(こんな方におすすめ)
- 東北地方、特に農山漁村での仕事探しをしている方
- 岩手県へのIターン、Uターンを考えている方
- 次の一歩として、地域で力を発揮する道を具体的に検討したい第二新卒の方
- 東北へ思い入れがあり、将来経営者を目指されている方
- 東北地方でウェルビーイングな仕事、暮らしをしたいと考えている方
- ハードワークを経験し、今後の社会人生活や生き方を見つめなおそうと考え始めた方
- プロフェッショナルとして活躍してきたアクティブシニアの方
出展企業

有限会社 谷地林業
岩手県久慈市を拠点に、建設・森林・木炭・チップ事業を展開し、地域資源を活かした「森の循環型ものづくり」に取り組む複合型林業企業です。M&Aなどによる建設・山林分野の多角展開を進めています。

株式会社北三陸ファクトリー
「北三陸から、世界の海を豊かにする」というミッションのもと、「うに牧場®」を活用した高級ウニの生産販売と、磯焼け問題解決を目指す「うに再生養殖システム」の開発です。その他、藻場再生への取り組みや、地域貢献活動も実施。オーストラリアでの現地法人設立などグローバルに展開する水産加工企業です。

株式会社ミナミ食品
岩手のワカメや昆布の力をお借りし、スープとして販売する会社です。素材と地域の魅力を掛け合わせ、よい設計と循環を探求し、三方よしの実装をします。持続可能な地域循環型のものづくりで次世代に必要な事を躊躇なく実施します。海外への販路拡大にも挑戦します。
かまどのつきや
約10ヘクタールの田畑を耕作し、古民家を改築した農家食堂で、地元の四季折々の食材をふんだんに使った「おふくろの味」を提供。餅、総菜、自家製味噌など農産物の加工品製造・販売も行い、農業を基盤に、六次産業を展開しています。

株式会社のだむら
岩手県野田村の第三セクターです。のだ塩や山葡萄ワイン製造の他に、2025年にリニューアルオープンした道の駅のだ「ぱあぷる」の指定管理運営、宿泊施設である国民宿舎えぼし荘の受託管理運営や三陸鉄道/陸中野田駅の乗車券類販売の受託をしています。

久慈地方猟友会普代支部
わな猟等で人里に出没する有害鳥獣を捕獲・駆除し、村民の安全と農作物の被害防止に貢献。年間約200頭(鹿、猪、熊)の駆除を実施。猟友会の事務局を担いつつ、現場での狩猟、そして普代産ジビエの提供のため、村内での加工所建設等に取り組む人材を募集中。

有限会社 総合農舎山形村
「いわて山形村短角牛」を中心とした農畜産物の加工品製造を手掛けています。「短角牛」は脂肪分が少ない赤身の高タンパク&ヘルシーな牛肉かつ旨味のもととなるアミノ酸をたっぷり含みます。オンライン販売などを通して「いわて山形村短角牛」の普及に努めています。
※株式会社北三陸ファクトリーはオンラインでのピッチのみとなります。ブース出展はございません。
運営者 (写真クリックで詳細)

NPO法人地球のしごと大學 理事長
株式会社アースカラー 代表取締役社長
高浜 大介
高浜大介
NPO法人地球のしごと大學 理事長/株式会社アースカラー 代表取締役社長
1979年生まれ。東京墨田区出身。岩手県普代村在住。立教大学観光学部卒。
2010年、地球や大地と共生する職業人づくりを目指して株式会社アースカラーを設立。「地球のしごと大學」というプラットフォームを通してこれまで100人以上の農山漁村への移住やオルタナティブな仕事創りを後押し。自身も千葉県にて約1ヘクタールの田畑にて無農薬・無化学肥料のお米や大豆を作り、農業体験などを主とする教育農場運営なども経験。
2018年より岩手県に家族で移住。都心からの移住希望者の受け皿を作り、サステナブルな地域社会経済のモデル創りを過疎地から挑戦中。「地域の人事部」事業、地産地消レストラン事業、水産加工事業や森のようちえん事業など過疎農山漁村の外貨獲得事業の立ち上げを仲間と平行して手掛ける。2女1男の父。

藤本 健司
藤本健司
1984年生まれ。千葉県柏市出身
千葉大学教育学部卒業後、営業職を経て青年海外協力隊としてケニアで活動し、異文化理解と適応力を磨く。帰国後はキャリア教育事業に8年間携わり、事業部責任者として採用・数値管理・スクール運営を統括。経営視点と人材育成力を併せ持つマネージャーとして成果を上げる。
2025年4月から岩手県普代村で地域おこし協力隊として移住。コミュニティカフェと民泊を運営し、地域の人事部事業にも従事。現場から戦略まで一貫して動かす右腕型人材。毎日湯船に浸かり、1日2リットルの水を飲むのが日課。

内山 成美
内山成美
株式会社アースカラー
1985年生まれ。埼玉県川口市出身。岩手県九戸村在住。東京農業大学農学部卒。
卒業後、商社アパレル会社MD部にて商品開発やマーケティングに従事。その後に環境教育会社にて都市公園に出向。ハーブ園管理や講座開催に関わりつつチームリーダーやマネジメント、社内研修業務に関わる。
幼少の頃より自然や植物に関わることが好きで「空気と水がきれいな緑の多いところに住みたい!」と想い続けた結果、2023年2月岩手県九戸村に出会い5月に移住。食べ物も空気も美味しくて、村の方は優しくて穏やか。良い場所に呼んでもらえたなあと日々感じている。











